2024年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
『アンモニア』はかなりヤバい③
多忙で気が付けばもう7月も16日...
今年は春から気温が安定せず、暑くなったり冷え込んだりでメダカの産卵も安定しませんでしたね。
ハウス養殖の方は安定しているのかも知れませんが、うちは半野外飼育のため気温の変化をもろに受けます。
さて梅雨空も終わりが近づき、メダカの飼育水に注意しなければならない季節となってきました。
この回ではアンモニアにどのような対応をすればメダカへの害が減らせるのかを取り上げたいと思います。
続きを読む
①pHが弱酸性~中性の時はアンモニウムイオンがアンモニアに変化しにくい。
②気温が低い時期はアンモニウムイオンがアンモニアに変化しにくい。
なので秋から春にかけては比較的水質が悪化しにくいというのが分かりました。
ではアンモニアによるメダカへの害をなくすにはどうしたらいいのかを整理すると。
①アンモニウムイオンを少しでも減らす
アンモニウムイオンがゼロであればアンモニアに還元されないので安心です。
このために観賞魚飼育の世界で一番行われているのは「換水」ではないでしょうか。
これは一番確実で効果的な方法です。
水を入れ替えるわけですから有毒だろうが有益だろうが全部入れ替わります。
有益なものまで捨ててしまうので飼育水的にはリセット状態です。
アンモニウムイオンは大気中にも大量に浮遊しているといわれているので雨と一緒に容器に降り注ぐことも考えられます。
こんな時は容器に雨除けの蓋をするのも有効でしょう。
雨の後にメダカが大量死するという話を聞いたことがありませんか?
もしかしたら、初期の雨粒には大量のアンモニウムイオンが含まれているとかあるのかもしれないと考えたことがあります。(未検証)
アンモニウムイオンの特徴として「土壌に吸着」しやすいというのがあり、この特性を利用したのが観賞魚の世界ではポピュラーな「ゼオライト」です。
特に立ち上げ初期の水槽にはゼオライトと活性炭を入れる方も多いと思いますが、これは初期の浄化能力が未熟なろ過装置に対して、有害物質を吸着させる目的で入れられています。
皆さんがよく使われる「赤玉土」にもそういった吸着力があるのかもしれません。
ただ、例外なくこの吸着能力には限界がありますのでその前に定期交換が必要です。
②アンモニアが発生してもそれを無害化できる環境を構築する
これは有機物、無機物の分解を担う硝化バクテリアの力を借ります。
といっても自然界のどこにでもいるバクテリアで、自分の好きな食べ物があれば勝手に増えるような存在です。
水槽の中にあるメダカの糞や死骸のような有機物から「アンモニア」に分解する「有機物分解バクテリア」
↓
アンモニアを「亜硝酸」に硝化する「アンモニア酸化バクテリア」
↓
亜硝酸を「硝酸」に硝化する「亜硝酸酸化バクテリア」
ざっとこのようなプロセスで、有害な「アンモニア」は毒性の少ない「硝酸塩」へ硝化され、最後には一部は水草に吸収されたり水面から出ていったりします。
文で書くと難しく感じられますが要は観賞魚の世界で「ろ過」と呼ばれているのはこの流れを言います。上面ろ過にせよ底面ろ過にせよ、この流れは変わりません。
しかしメダカ飼育でこれを実行するには大変な設備が必要となります。
ほとんどの方が複数個の容器で飼育してみえるのではないでしょうか。
何十何百とある容器の一つ一つにろ過を付け足すのは管理の上でも現実的ではありません。
では容器の水を一か所に集めて集中ろ過にするのはどうでしょうか?
「しあわせメダカ」では集中ろ過の方式を採用していますが、あくまで販売エリアの管理を楽にするために換水と併用して行っている簡易的な集中ろ過です。
容器に入っているメダカの数や水量によりろ過能力は増減させる必要がありますが、刻々と変わる在庫でろ過を変更していられません。
だから最後にはやはり「換水」頼りなのです。
結局、現実的に考えられる水の管理方法とはどれなのでしょうか?
①一番手軽に実行できるのは「過密飼育をしない」
40Lのたらいに10匹足らずのメダカであれば、換水なしでもそれなりの期間が生きられます。
メダカの世界では「1Lに1匹」という考え方がありますが、単に40Lのタライに水を張ってメダカを40匹入れて餌を与え続けたら2週間ともたずに体調を崩し始めるでしょう。
1L1匹というのは「好条件を保てれば」という話で、その条件が「まめに換水できれば」になる訳です。
②「セミビオトープ化」する
ビオトープとは足し水程度であとは自然の浄化力に任せて水生環境を維持するシステムですが、小さい容器でこれを再現するのは無理があるため、赤玉土や湿地性植物を入れることで、硝化バクテリアの活動を促すというものです。
しあわせメダカでも「睡蓮鉢」や水草販売エリアで一部実践していますが、簡易的なろ過システムと併用することで、メンテナンスフリーに近い環境を構築できています。
③「エアーレーション」する
硝化バクテリアはその活動に酸素を必要とする細菌なのでエアーレーションは有効です。
エアーレーションというのは泡によって水に酸素を溶け込ませると考えがちですが実際には泡による酸素供給など微々たるもので、大半は水面の波立ちによる酸素供給となります。
そしてエアーレーションすることにより水に対流ができ、水面の酸素を含んだ水が底へ向かうという期待があります。
硝化バクテリアの数は水中の溶存酸素量と餌になる無機物に比例するといわれていますので、春になってメダカが活動を始めたら1時間に15分とか間欠で弱いエアレーションをしてあげることに害はないと思います。
こうすればアンモニアなんて怖くない!という奇策は残念ながらありませんが、水質の急変を避けて害のない飼育環境を構築することはそれほど難しくありません。
タライやNVBOXで飼育といっても、置かれた環境は様々。
ぜひ自分に合った飼育方法を見つけ出してください。畳む
今年は春から気温が安定せず、暑くなったり冷え込んだりでメダカの産卵も安定しませんでしたね。
ハウス養殖の方は安定しているのかも知れませんが、うちは半野外飼育のため気温の変化をもろに受けます。
さて梅雨空も終わりが近づき、メダカの飼育水に注意しなければならない季節となってきました。
この回ではアンモニアにどのような対応をすればメダカへの害が減らせるのかを取り上げたいと思います。
続きを読む
①pHが弱酸性~中性の時はアンモニウムイオンがアンモニアに変化しにくい。
②気温が低い時期はアンモニウムイオンがアンモニアに変化しにくい。
なので秋から春にかけては比較的水質が悪化しにくいというのが分かりました。
ではアンモニアによるメダカへの害をなくすにはどうしたらいいのかを整理すると。
①アンモニウムイオンを少しでも減らす
アンモニウムイオンがゼロであればアンモニアに還元されないので安心です。
このために観賞魚飼育の世界で一番行われているのは「換水」ではないでしょうか。
これは一番確実で効果的な方法です。
水を入れ替えるわけですから有毒だろうが有益だろうが全部入れ替わります。
有益なものまで捨ててしまうので飼育水的にはリセット状態です。
アンモニウムイオンは大気中にも大量に浮遊しているといわれているので雨と一緒に容器に降り注ぐことも考えられます。
こんな時は容器に雨除けの蓋をするのも有効でしょう。
雨の後にメダカが大量死するという話を聞いたことがありませんか?
もしかしたら、初期の雨粒には大量のアンモニウムイオンが含まれているとかあるのかもしれないと考えたことがあります。(未検証)
アンモニウムイオンの特徴として「土壌に吸着」しやすいというのがあり、この特性を利用したのが観賞魚の世界ではポピュラーな「ゼオライト」です。
特に立ち上げ初期の水槽にはゼオライトと活性炭を入れる方も多いと思いますが、これは初期の浄化能力が未熟なろ過装置に対して、有害物質を吸着させる目的で入れられています。
皆さんがよく使われる「赤玉土」にもそういった吸着力があるのかもしれません。
ただ、例外なくこの吸着能力には限界がありますのでその前に定期交換が必要です。
②アンモニアが発生してもそれを無害化できる環境を構築する
これは有機物、無機物の分解を担う硝化バクテリアの力を借ります。
といっても自然界のどこにでもいるバクテリアで、自分の好きな食べ物があれば勝手に増えるような存在です。
水槽の中にあるメダカの糞や死骸のような有機物から「アンモニア」に分解する「有機物分解バクテリア」
↓
アンモニアを「亜硝酸」に硝化する「アンモニア酸化バクテリア」
↓
亜硝酸を「硝酸」に硝化する「亜硝酸酸化バクテリア」
ざっとこのようなプロセスで、有害な「アンモニア」は毒性の少ない「硝酸塩」へ硝化され、最後には一部は水草に吸収されたり水面から出ていったりします。
文で書くと難しく感じられますが要は観賞魚の世界で「ろ過」と呼ばれているのはこの流れを言います。上面ろ過にせよ底面ろ過にせよ、この流れは変わりません。
しかしメダカ飼育でこれを実行するには大変な設備が必要となります。
ほとんどの方が複数個の容器で飼育してみえるのではないでしょうか。
何十何百とある容器の一つ一つにろ過を付け足すのは管理の上でも現実的ではありません。
では容器の水を一か所に集めて集中ろ過にするのはどうでしょうか?
「しあわせメダカ」では集中ろ過の方式を採用していますが、あくまで販売エリアの管理を楽にするために換水と併用して行っている簡易的な集中ろ過です。
容器に入っているメダカの数や水量によりろ過能力は増減させる必要がありますが、刻々と変わる在庫でろ過を変更していられません。
だから最後にはやはり「換水」頼りなのです。
結局、現実的に考えられる水の管理方法とはどれなのでしょうか?
①一番手軽に実行できるのは「過密飼育をしない」
40Lのたらいに10匹足らずのメダカであれば、換水なしでもそれなりの期間が生きられます。
メダカの世界では「1Lに1匹」という考え方がありますが、単に40Lのタライに水を張ってメダカを40匹入れて餌を与え続けたら2週間ともたずに体調を崩し始めるでしょう。
1L1匹というのは「好条件を保てれば」という話で、その条件が「まめに換水できれば」になる訳です。
②「セミビオトープ化」する
ビオトープとは足し水程度であとは自然の浄化力に任せて水生環境を維持するシステムですが、小さい容器でこれを再現するのは無理があるため、赤玉土や湿地性植物を入れることで、硝化バクテリアの活動を促すというものです。
しあわせメダカでも「睡蓮鉢」や水草販売エリアで一部実践していますが、簡易的なろ過システムと併用することで、メンテナンスフリーに近い環境を構築できています。
③「エアーレーション」する
硝化バクテリアはその活動に酸素を必要とする細菌なのでエアーレーションは有効です。
エアーレーションというのは泡によって水に酸素を溶け込ませると考えがちですが実際には泡による酸素供給など微々たるもので、大半は水面の波立ちによる酸素供給となります。
そしてエアーレーションすることにより水に対流ができ、水面の酸素を含んだ水が底へ向かうという期待があります。
硝化バクテリアの数は水中の溶存酸素量と餌になる無機物に比例するといわれていますので、春になってメダカが活動を始めたら1時間に15分とか間欠で弱いエアレーションをしてあげることに害はないと思います。
こうすればアンモニアなんて怖くない!という奇策は残念ながらありませんが、水質の急変を避けて害のない飼育環境を構築することはそれほど難しくありません。
タライやNVBOXで飼育といっても、置かれた環境は様々。
ぜひ自分に合った飼育方法を見つけ出してください。畳む
2024年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
ゴールデンウィークの準備でバタバタして久々のブログ投稿です。
前回のお話では「飼育水の中にあったらヤバいものはアンモニア」ということが分かったものの、アンモニアは目に見えないので厄介という話題でした。
その目に見えないアンモニアを試薬で検査し、目に見える色に変換するのですが、もし試薬の色が緑になって有害な物質が検出されたらどう考え、どう対処すれば良いのでしょうか。
続きを読む実は「セラ NH4/NH3 アンモニアテスト」試薬で検査しているのは「アンモニア(NH3)」ではなく無害な「アンモニウム(NH4)」という物質なんです。
そしてこの「アンモニウム(NH4)」は水のアルカリ性や酸性といった「pH(ピーエイチ)」によって毒性の高い「アンモニア(NH3)」に変化します。
具体的にはセラジャパンさんの製品に付属していた下の図を参考にしましょう。
原則として中性であるpH7.0以下ではアンモニウムはアンモニアに変化しにくいため、試薬でアンモニウムが検出されたとしても、即危険という訳ではありません。
ただし、タライで飼育している方の多くは夏場は水がグリーンウォーターになっていることと思います。
このグリーンウォーターのpHは9.0を超えることも珍しくありません。
そうすると、アンモニウム(NH4)の測定値がが0.5㎎/lであっても有害であることが分かります。
要するに「セラ NH4/NH3 アンモニアテスト」でアンモニウム濃度を知っただけでは不十分で、アンモニア濃度を知るには正確な「pH」も測定する必要があるという事です。
そして、ここで水温とアンモニアの関係を調べてみましょう。
下の図はUSEPAによって1987年に発表された総アンモニア濃度からphと水温を用いて遊離アンモニア濃度を求める一覧表です。
横軸がpH、縦軸が水温、値は%になります。
詳しくはアクアリウムWiki にある「アンモニア(あんもにあ) 」 の項を見ていただきたいのですが、要は水温が上がるほど、そしてpHが高いほど、毒性の高い「アンモニア」濃度が高くなるということです。
例えば、同じpH7.0でも水温10度の冬(0.19%)と、水温30度の夏(0.8%)では、単純にアンモニアの濃度は4倍強になってしまいます。
詳しいお話はアクアリウムWikiを読んでいただければわかるので割愛しますが、メダカの飼育環境に当てはめれば、
「水温が高くグリーンウォーター(アルカリ性)になりやすい夏場は、冬場に比べて同じ飼育水であってもアンモニア濃度が何倍も高くなる可能性がある」ということです。
これらのデータから暑い季節になるほど飼育水の管理には気をつかう必要があると言えます。
そして高水温下では水の中に溶け込む酸素量が少なくなります。
アンモニアの何が害かというと、アンモニア濃度が高くなると「アンモニア中毒」に陥り、メダカの神経系やエラに強いダメージを与え、血中の酸素濃度が下がったり、平衡感覚がやられると言われています。
アンモニア濃度の高い飼育水で、溶存酸素量が少ない環境を人間に置き換えれば「無酸素でエベレストを登りながら毒を飲まされている状態」とでも言いましょうか。
そんな環境、メダカでなくても死んでしまいます。
では、こんな飼育水になってしまわないようにどうしたら良いのか。
長くなりましたのでそのへんはまた次回で。
畳む
メダカの飼育水の中にあったらヤバいものって何でしょうか?
ヤゴ、どれだけ悪さをするか未知数だけど数匹ならそんなに害ではないような。
サカマキガイ、好きじゃないけどこれは容器の掃除もしれくれるからヤバくはないですね。
続きを読む
ゴミとか糞とか目に見えるものはその都度取り除けばいい訳で、それほどヤバくはないかもしれません。
ヤバいのは断トツで「アンモニア」です。
人間で言えば毒ガスレベル。
濃度次第では短時間でメダカは死に至ります。
そして問題は目に見えないから知らないうちに増えたりしている事。
澄んだ水だろうがグリーンウォーターだろうが、見た目に関係なくアンモニアは溶け込んでいます。
アンモニアが生体に及ぼす害は、濃度が高くなると「アンモニア中毒」に陥り、メダカの神経系やエラに強いダメージを与え、血中の酸素濃度が下がったり、平衡感覚がやられると言われています。
ならばどうすれば良いのかというと、薬で測定して水の状態を把握するしかありません。
うちで使っているのは「セラ NH4/NH3 アンモニアテスト」という検査キット。
3,000円前後するので少々お高いですが1キットで60回測れますので、1回50円ほど。
可愛いメダカが落ちることを考えたら安いものです。
※画像は計測結果を色で判断しているところです。黄色は安全な数値であることを指しています。
メダカで濾過装置を使う方は少数派だと思いますが、熱帯魚の世界では立ち上げて間がない水槽の濾過装置が機能しているかどうかの目安にも使われています。
濾過装置が正常に働き始めると、アンモニアは濾材に定着した「硝化菌」という菌によって毒性がやや少ない「亜硝酸塩」という物質に変換され、最終的に毒性の少ない「硝酸塩」に変換されます。
亜硝酸塩はアンモニアに比べて毒性は下がりますが、水中に多すぎるとメダカの害になるので主に「アンモニア」と「亜硝酸塩」の状態を把握しておくのが大切です。
メダカの入った容器の中でも水中にいる硝化菌によって生物濾過が行われ、アンモニアは亜硝酸塩に、亜硝酸塩は硝酸塩に変換されますが、飼育水の量とメダカの数がアンバランスであったり、与える餌の量が多すぎたりするとアンモニアや亜硝酸塩の濃度が高くなり危険な状態になります。
そして飼育水のアンモニアによる影響は「水温」と「pH」、「溶存酸素」の関係で大きく変化するんです。
長くなりましたのでそのへんは次回で。
畳む
こんにちは、しあわせめだか店主です。
メダカを飼育している方で屋外や軒下で飼育している方は多いと思います。
冬の間は寒い上にメダカもあまり姿を見せないため、飼い主としてはあまり触る気も起らず、メダカと一緒に春の到来を心待ちにしていたのではないでしょうか?
続きを読む
そしていざ暖かい休日が来ると、メダカシーズン到来とばかりに容器を掃除して水替えし、寄ってくるメダカ達に愛情をたっぷり注ぎ込む。
でもちょっと待ってください❗😨
人間は体温がある温血動物なので暑さや寒さにスピーディに対応できますが、メダカの場合はそうもいきません。
朝晩冷えれば体内外の代謝は再び急激に減少します。
メダカは環境の変化に対する適応力の高い魚ですが、それは環境が「四季のように緩やかに変化していった場合」の話。
ある日突然水質が激変したりすることに対しては実はそれほど強くありません。
それでも夏場のように水温が上がるシーズンでは、水を全換水しても体の機能が活発なため適応できますが、暖かくなり始めた矢先ではそれがダメージとして表れやすくなります。
「春先に急にメダカが落ちてしまった」「水カビにやられた」等は、実は人間の思い付きで容器を大掃除してしまい、メダカがダメージを受けていたことが原因だったりすることも。
人間にとっては待ちに待ったメダカシーズン到来でも、メダカにとってはやっと過酷な冬が終わり、ここからコンディションを上げていこうという段階なのかもしれません。
春先のメダカ容器のメンテナンスは、段階を踏みながら徐々に進めていくと、メダカへのダメージが少なく産卵への橋渡しもスムースに出来るかもしれませんね👶
畳む
うちはグリーンウォーターを積極的に導入していません。
ただしそれはグリーンウォーター自体がダメという理由ではなく、自分が楽しむために緑の水では楽しくなかったという理由が始まりでした。
続きを読むまた、底が見えにくい故にメダカが死んでいるのに気づかず、タライの水質を悪化させ何度も全滅させてしまった苦い経験もありました😰
自分はメダカ屋でもあり無類のメダカ好きでもあるので、第一に自分が見て楽しめる店にしたいと考えて今の店舗を作りました。
ビオトープのように自然を感じる天然ジオラマでメダカを楽しめたら最高だなと思いながら本業の傍ら店造りに勤しんでいます。
飼育に用いている水は朝明川のすぐ近くなので、打ち抜き井戸でも数m掘れば水が出ると思うのですが、お買い求めいただいた方の大半は水道水で飼育されるのではないかと思いますし、水質が一年中安定していて清潔という理由からも、水道水で繁殖と飼育を行っています。
【しあわせメダカの飼育水データ】
・全容器で上水道を使用し、換水は下水道へ排水
・屋外容器で原則加温なし
・pH:シーズンにより7.5~9.0程度
(夏場は藻類の影響で高くなります)
・亜硝酸塩:ほぼ0ppm
・硝酸塩:30ppm以下
・アンモニア:未検出
※pHとアンモニア以外は6in1試験紙で週数回測定
※アンモニアはセラ NH4/NH3試薬で適宜測定
※pHはテトラトロピカル試薬にて週1測定
※残留塩素は週1測定
ネットで検索してもグリーンウォーター飼育に関する解説が沢山出てきますし良い面も沢山あると思うのですが、これが自分の趣味であると考えた時、メダカも飼い主も「しあわせ」を感じられる環境こそが正解なのかなと思って今の飼育法を続けています。畳む
メダカは品種によって回数は変わりますが、稚魚から成長期にかけて数回の選別という作業を行います。
選別とはまず骨格とか体格に異常がないかから始まり、その品種の特徴がちゃんと発現してきているかというところを重点に見るんですが、続きを読む品種により骨が曲がる「背曲がり」というのが出やすく、曲がりは遺伝しやすいので特に注意して見ます。
他に口に異常が出やすい品種などもあります。
難しいのが三色に代表される色柄の美しさを問われる品種で、これは個人的な好みが大きく出るので、そういった審美眼を養うのも大切なのかもしれません。
この数回の選別作業を経て、品種名で売って良いメダカと「ミックスメダカ」として販売するメダカをふるいにかけます。
では最後に背中が曲がったり骨格に異常のあるメダカはどうなるのでしょう?
許容内の軽微なものでしたらミックスに入れることも出来ますが、パッと見で異常が分かるほどの個体はミックスメダカ水槽に入ることも出来ません。
そんな子はどうなってしまうのかというと...
実は体の悪い子専用の容器があって、そこで終生穏やかに暮らしています。
うまく泳げないような体格異常があるメダカ達は、健康なメダカと一緒だと餌をうまく食べられなかったりもするので、こうするのが一番じゃないかなと思っています。
こんな悠長なことは、ウチみたいに小粒なメダカ屋じゃないと難しいかもしれませんが、どんなメダカでも生まれてきた命。
最後までちゃんと飼ってます。畳む
2024年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
接客中にたまにいただく質問です。
「ミックスメダカ🐟って何と何のミックス?」
「ミックスメダカ🐟は雑種?ですか」
メダカ屋をやっていると当然のように口にしているミックスメダカという言葉。
なるほど考えてみれば犬の世界で言うミックスは続きを読むチワワとトイプードルを掛け合わせて「チワプー🐕」でしたか。
キャバリアとプードルで「キャバプー🐶」もあったような。
ペットの世界で「ミックス」と言えば掛け合わせを指すことが多い気がします。
でもメダカの世界でのミックスは「いろんなメダカが入ってる容器」って意味なんです。
うちのミックスメダカの場合は全部、品種の特徴が一定レベルに達していなかったために「選別漏れ」となったメダカさんをミックスメダカの販売水槽に入れています。
ミックスメダカ用にメダカを繁殖するという事はしません。
なので「持ち帰って育てたら想像以上に綺麗になった!」とか「繁殖したら子メダカはすごく綺麗なメダカになった!」「ヒレがすごく伸びてきた」なんてこともあると思います。
たまにサービスで高いメダカをそのまま何匹か入れることもありますよ😁
ちなみにうちで飼っているワンワンは白黒柄で耳が垂れているからか「パピヨン?」とか「ミックス犬?」とか「落武者?」などとよく聞かれますが純粋な血統書付きの「チワワ」なんです。
でも垂れ耳はチワワという犬種では好まれないため、誰の目にもとまらずうちの家族になりました。
チワワの耳は子犬の頃にテープで固定したりして立ち耳に矯正するらしいのですが、どうやらうちのワンワンは嫌がって目を離すとすぐに取ってしまったらしく、こんな大胆な垂れ耳に(笑)
なのでうちのは「ミックス犬」ならぬ「ワガママ犬」ですね😅
#選別
畳む
メダカに関するネタを投稿するためにブログを開設しました!
自分の飼育や改良の記録も兼ねていますので読みにくい記事も多くなるかもしれませんが、見ていただいた方になるべく有用な情報を載せていきたいと思いますので、よろしければブックマークしてたまに覗いてみてください。
そして「しあわせメダカ」で取扱中(または過去に取り扱っていた)の品種紹介のサイトもご用意しました。
リアルタイムではないですが販売状況も確認できるよう時間のある時に更新もしています。
しあわせメダカ販売品種一覧
画像が無かったりとまだまだ製作途上なのですが、ご来店前に「どんな品種がいるのかな?」という軽いノリで見ていただければ幸いです。
続きを読む
「情報流すのはTwitterやInstagramでいいんじゃないの?」というご意見が多数だと思うのですが、文字数制限やらなんやらで制約が多かったり、メダカYouTuberの方のように饒舌なしゃべりもできないので、じっくり取り組めるブログを開設しました。
この場をお借りして「取扱品種紹介」のページで利用させていただいたいる「HappyCart」など素晴らしい数々のCGIをフリーでご提供いただいている「KENT-WEB」(https://www.kent-web.com/)さんと、このブログのプログラムで利用させていただいた「てがろぐ」をご提供いただいている「にししふぁくとりー」(https://www.nishishi.com/cgi/tegalog/)さんにお礼申し上げます。
KENT-WEBさんはCGIプログラムの界隈では有名な方で、どのプログラムも非常に簡単に設置でき、テンプレート方式なら詳細までカスタマイズ可能なため、とても見やすく管理しやすいサイトが構築できます。
「にししふぁくとりー」さんは今回初めて「てがろぐ」で訪問させていただいたのですが、もはや一冊の本が出せるのではないかというほどの丁寧な説明書を備えた、多機能な汎用メモプログラムです。
スキンの書き換えで自分のサイトに合わせたデザインに変更できたり、設定画面で細かなカスタマイズができたり、初心者の方にも優しい懇切丁寧な説明書までついて、これでフリープログラムなのが驚きです。
こういったプログラムは完成した後のメンテナンスも重要な要素なのですが、「てがろぐ」は頻繁に更新されており、今後の機能追加や改善も望めます。
いずれもデータベースを利用しないプログラムなので、大規模なシステム構築には向かないかも知れませんが、個人または小規模ユースであれば必要にして十分だと思います。
#ミックスメダカ
畳む
自分の飼育や改良の記録も兼ねていますので読みにくい記事も多くなるかもしれませんが、見ていただいた方になるべく有用な情報を載せていきたいと思いますので、よろしければブックマークしてたまに覗いてみてください。
そして「しあわせメダカ」で取扱中(または過去に取り扱っていた)の品種紹介のサイトもご用意しました。
リアルタイムではないですが販売状況も確認できるよう時間のある時に更新もしています。
しあわせメダカ販売品種一覧
画像が無かったりとまだまだ製作途上なのですが、ご来店前に「どんな品種がいるのかな?」という軽いノリで見ていただければ幸いです。
続きを読む
「情報流すのはTwitterやInstagramでいいんじゃないの?」というご意見が多数だと思うのですが、文字数制限やらなんやらで制約が多かったり、メダカYouTuberの方のように饒舌なしゃべりもできないので、じっくり取り組めるブログを開設しました。
この場をお借りして「取扱品種紹介」のページで利用させていただいたいる「HappyCart」など素晴らしい数々のCGIをフリーでご提供いただいている「KENT-WEB」(https://www.kent-web.com/)さんと、このブログのプログラムで利用させていただいた「てがろぐ」をご提供いただいている「にししふぁくとりー」(https://www.nishishi.com/cgi/tegalog/)さんにお礼申し上げます。
KENT-WEBさんはCGIプログラムの界隈では有名な方で、どのプログラムも非常に簡単に設置でき、テンプレート方式なら詳細までカスタマイズ可能なため、とても見やすく管理しやすいサイトが構築できます。
「にししふぁくとりー」さんは今回初めて「てがろぐ」で訪問させていただいたのですが、もはや一冊の本が出せるのではないかというほどの丁寧な説明書を備えた、多機能な汎用メモプログラムです。
スキンの書き換えで自分のサイトに合わせたデザインに変更できたり、設定画面で細かなカスタマイズができたり、初心者の方にも優しい懇切丁寧な説明書までついて、これでフリープログラムなのが驚きです。
こういったプログラムは完成した後のメンテナンスも重要な要素なのですが、「てがろぐ」は頻繁に更新されており、今後の機能追加や改善も望めます。
いずれもデータベースを利用しないプログラムなので、大規模なシステム構築には向かないかも知れませんが、個人または小規模ユースであれば必要にして十分だと思います。
#ミックスメダカ
畳む
店主プロフィール
新着画像リスト
新着記事
- 『アンモニア』はかなりヤバい③
2024/07/16 18:50:20 名無し - 『アンモニア』はかなりヤバい②
2024/04/23 19:13:34 名無し - 『アンモニア』はかなりヤバい①
2024/04/13 12:46:24 名無し
カレンダー
検索
■全文検索:
■複合検索:
月別アーカイブ
カテゴリ
日付検索
ハッシュタグ
- ハッシュタグは見つかりませんでした。(または、まだ集計されていません。)