ラムズホーンの寿命は2年程度、最大サイズは20mm前後と言われていますが、飼育下では概ね15mm前後で寿命を迎える個体が多いように思います。
年齢は貝殻のサイズで測ることができ、あまり大きいサイズですと連れて帰ってすぐ寿命という事もあり得ますので、出来るだけ小さすぎず大きすぎずのサイズでお渡しするよう心がけております。(そういうサイズがいなかったらゴメンナサイ...)
インドヒラマキガイの改良種でタニシより小さく水槽の景観を損ねないため熱帯魚や水草水槽のタンクメイトとして人気があります。
ピンクラムズホーンはレッドラムズの改良種で淡く優しいピンクの殻の色が特徴です。
苔取り能力はそれほどでもありませんが、残飯でもなんでもムシャムシャと食べながら忙しく動き回って水槽の掃除をしてくれます。
餌になる苔の少ない水槽に多く入れると餓死してしまうこともあるので注意しましょう。
雑食性なのでメダカの餌を多めにあげることで、ラムズにもおこぼれを食べさせることができます。
雌雄同体なので2匹を水槽に入れれば勝手に繁殖しますが、広い水槽に少ない数だとなかなかな増えないこともあります。
卵はゼリー状の塊に包まれて容器の壁などに引っ付いているので、増えすぎて困るようなら剥がして卵を捨ててください。
ある程度の寒さにも耐えられる丈夫な貝ですが、水温が一桁くらいになると弱る個体が出てきますので冷えすぎには注意しましょう。
【メダカについて】
メダカは古来より日本に住んでいた在来種ですので、冬の屋外でも飼育可能な江戸時代より愛されているペットです。
自然界での寿命は1~2年と言われていますが、飼育下では外敵も少なく栄養状態が良いため3年以上生きるメダカもいます。
とても丈夫な魚ですが、体調を崩したり病気になることもありますので日々の健康状態を観察するように心がけましょう。
【飼育水について】
メダカにとっての水は人間にとっての空気と同じです。
適切な量の酸素を含み、害になるものは取り除く必要があります。
飼育水は水道水で問題ありませんが、蛇口から出てすぐの水には魚にとって有害な「塩素」が含まれていますので、市販の「カルキ抜き」などで中和しておきましょう。
【換水について】
メダカが餌を食べて糞をすることにより水に汚れが蓄積されていきます。
この汚れを取り除くには水替えしかありません。
水替えの間隔は飼育環境や水量、飼育数にもよるため一概に言えませんが、週1回 3分の1を交換するなど汚れがひどくなる前に定期的に換水するように習慣づけましょう。
特に水温が高くなる季節は水の汚れがひどくなりやすいため、水の状態に気を付ける必要があります。
【餌について】
餌は市販のメダカ用の餌で構いません。
「稚魚」「幼魚」「成魚」で口のサイズが変わるため、食べられる粒サイズの餌を与える必要があります。
給餌の回数は、水温が20℃を超える暖かい季節になったら2回、15℃前後になったら1回、数分で食べ尽くす程度で与えると良いと思います。
人の姿を見ても寄ってこなくなるくらいに水温が下がってきたら、様子を見ながら餌をストップしていきます。
飼育容器の中にはメダカの食糧にもなる苔類や微生物が発生しているため、旅行で餌を与えられない日が数日あっても餓死の心配はありません。